チームワークを過信すると・・・

集団活動のなかで、複数の要員を集めて

ものごとに取り組むときに、よく耳にするのが

「チームワークが大事だから・・・」


自分の立場はなんだ?

自分の役目を果たせ?

個人プレイは慎め!

全体のなかで、自分の責任を果たせ・・・

などなど



「チームワーク」だけを主張して、強制しても、組織は動かせない。

それは、上から目線で部下を枠にはめることでしかない。

団体責任というのは、本来の問題解決にはならない。


むしろ、「チームプレイ」の声をあげ、個々のプレイヤー意識を高めて、

それら全体をアレンジするコーチイングに徹したほうがいい。

カリスマ性のある指導者が、永遠にチームを輝かせるなんてことは不可能です。

ほんとの指導者とは言えないわけです。



「一人立つ」という事と、「団結」とは

一見違うように思えますが、実は全く同じ意味に通じて来る。

自分が責任をもって、「一人立つ」ところに

「団結」はおのずから、築かれていくものです。


その基本は「チームプレイ」であるほうが、

強固な組織づくりができるわけで、

自発自走のメンバーを有機的に機能させることができます。


また、組織で最も大切な事は、その「団結心」であり

スクラムを組むことにあります。

ここに、もたれ合いや 寄りかかりは禁物であって、

さらに、一番怖れることは、お互いが感情的になり、

不仲になって、そして、無責任になることです。


外部からあてがわれた、「チームワーク」という枠組みは

そういった危険性や、土壇場の脆さを秘めていることが多いものです。



「団結」はチームプレイそのもの、無限の力を秘めています。

皆のこころが一つになれば、必ず物事は成就していきます。

計画したことが、例えできなかったとしても、

必ず、思いもかけぬ新しい道が、そこに開けていくものです。