ホテルカリフォルニア 連れてくる70年代

特別の思いがある、アメリカンロックの不朽の楽曲

”ホテルカリフォルニア”

あのギターの前奏を聴くだけで 独特の世界にに

惹きこまれてしまう。

時代を超えて、世代を超えて、受け継がれてきた。

先日にBS放送の 歌番組のなかで、特集をやっていて

あらためて、この曲の素晴らしさと、

奇跡的なイーグルスのメンバーのすべての能力の結集を

感じ取った。

http://www.youtube.com/watch?v=NUbTW928sMU;movie


ゴールドラッシュに湧いた 時代をピークにして

カントリーミュージックは、ROCKへの転換をたどる。

地元ラジオ局も、カントリー専門局は縮小されていった。


1969年 40万人を集めたWOODSTOCKの響宴も、

終わりを告げて、ヒッピー文化も影を薄めていく

HOLLYWOODの巨大文字が、サビつき色あせるころ

制作に およそ9ヶ月をかけて、

1976年にアルバム「ホテルカリフォルニア」がリリースされる。



ご存知のように、アルバムジャケットの写真は、

現存する ホテルビバリーヒルズを、クレーンカメラで撮影したもの。

パームツリーが高いために、夕暮れ時に、交通を遮断して

かなり、大掛かりな撮影をしたらしい。

「黄金色に変わりゆく黄昏、そしてブルーのスポットがホテルに灯る」

その瞬間を捉えるために、シャッターを押し続けた。


そして、見開きのジャケットのなかの、ロビーのメンバーと

取り巻きの面々の大局的な画像は、実は、別のホテルで撮影している。

廃れた内装を 新規にあらためて、まる1日近く手間をかけて整えたという。

CDでもない、グラフィックでもない、当時のアルバム作りはまさに

映画作りと同じような、凝りようと、執着をもって、

完璧な仕上がりに、魂を注いでいたことが分かる。


その歌詞は奥が深くて、風刺や揶揄が混じっていることによって

いまだに、適切な意味合いは 確定していないという。

現代社会や、都市文明を批判的にみているところや、

音楽業界が 商業化し過ぎていることに反発をしていたり。


もう90年代以降から、日本から、洋楽はめっきりと 影が薄くなってきた

古き良き時代、数々の思い出を重ねもった 当時のアメリカンロックに

酔いしれながら、この2010年の現代を照らし合わせるのもいいなと 

こうして 独り過ごす時間を漂っています。