子供たちの 孤独感・・・

子供たちは 生まれる場所も

学校も 先生も選べない

大人たちは 付き合う相手を変えられる

ときには、 職業だって選ぶこともできる


子供たちは、 狭い人間関係のなかで

日々を 生きていくことになる


親友ってなんだろう

トモダチってなんだろう

アドレス帳の人数や、SNSのつながりは

何を 意味するんだろう

「群衆のなかの孤独感」を 感じているのではないか



自分を ほんとに理解してくれる人は

いつ どんなときに 助けてくれるのかな



◆ タガタメ - Mr.Children - LIVE 2007



「孤独感が世界で一番」という 調査結果が いっとき

マスコミで  過剰にもてはやされた時期がありました。

昨日のTV放送の、コメンテーターで尾木ママの発言のなかにも

この調査の引用部分がありました


なぜ日本の子どもは孤独なのか?先進国の中で最も孤独な国、日本


一説によると、この調査では、「孤独感」ではなくて、「退屈感」という、

質問の意味合いだったとされているが、

この場では、深く追求しないことにしよう。

何らかの、満たされない感情をもっていることは 確かだといえそう


その、満たされない感情として、要因はどこにあるのでしょうか

子供の生育環境において、母親の存在はもちろん、父親の存在が

かなり大きいのではないだろうか

共働きで、残業続きの父親の姿をみて、子供たちは

寂しさを感じるときは、幾度もあるだろう


男性が家庭での育児に協力できない、旧態依然の日本企業の

雇用習慣は、大きな問題であって、それを本気で

改革していく傾向は、いまだに 日本社会に感じられない


「男子が稼いで、女子が家庭を守る」・・・いったい、いつの時代のことだ

こんな時代は、もうとっくに終わっているはずなのに

男子の育休取得率は、いまだに1%程度であって

また、夫婦どちらかの、親の介護問題に直面すると、とたんに

家庭のなかは窮地に追い込まれる。

介護休暇を、安心して取れる社会保障制度もない、収入は激減

民間の介護施設は過剰な待機状態。

訪問介護サービスのメニューでも、夜間や土日など対応できない状況にある


「介護離職」をせざるを得ない、中高年サラリーマンも増加している

「介護別居」で、実家に帰省をして、家族が分断されることもある

最終的な結末が、「介護離婚」になれば、これは悲劇そのものです


もともと、生活基盤が、3世代同居であったら、そういう生活形態の

急変を余儀なくされることはなかったのかもしれない。

でも、それが解決の方法とは思えないことです。



そうそう、テーマにそって、話をもとに戻さないとね


子供たちは もっと体温のある愛情を求めているんでしょう

親からも 先生からも 仲間たちからも

温かな 体温が感じられる ふれあいがほしいのです

それぞれの個性や特性を 受けいれて 認め合って

みんなが、向かい合う みんなが 本気で悩んで

本気でぶつかって またわかりあう



そうして内発的に成長していくことから  自己が形成される


人間らしくて 心ある 心ゆたかな

真の強さが 生まれてくるのだろうと感じます

感情も 血液も流れていない 冷ややかな 地域社会に

してはならないのだと 強く感じます