リアクションは、リアライズ。

かつてから、お笑い芸人の世界には、

リアクション芸人と呼ばれる 重要なポジションがある。
思い浮かぶのは、どういった名前だろうか


ダチョウ倶楽部・・・・上島竜兵
山崎邦正出川哲朗など・・・


トーク番組では噛んでしまう事やすべる事が多く
すべり芸を芸風としている者が多いみだいです。

場の空気を、引き上げる、あるいは、吹き飛ばす
大きな扇風機のような役目でもある。

その間合いと、間髪をいれず、瞬間のとらえ方。
カメラの角度、顔の角度、立ち位置を
体感で瞬時に判断する。

一発芸という勝負の世界に、挑んでいる姿は感動を誘う。


いじられ役として数多くのバラエティ番組、
主にトーク番組などには重宝されている。



また、一方では悲哀の部分もあって

おおげさ過ぎる顔の表情
身体全部をつかった、仕草や態度が

女性たちの反感や嫌悪感を誘い・・・

どうしても、品格のないタレント・・・
嫌いなタレントとして
いつもワーストランキングの上位に選出される。

実に、非情な扱いをされてしまう、同情に値する存在です。




ところで、前置きが長くなりましたが・・・・

ビジネスの場で、「リアクション」が鋭い人と
逆に、「リアクション」が鈍い人、両者が存在しているようです。

メールでも、メッセンジャーでも、多くを回答してほしいとは
思っていなくても・・・


その連絡や、その確認を受け取ったあとに
「反応がない」ままで、1日過ぎて、2日過ぎて、3日が経ち
週末が訪れる・・・・

仕事の現場では、個人別にいろんな事情を抱えているのは
当然であるけれど、「軽視している」ような印象をもって
しまうのは、当の本人にとっても、よろしくないでしょう。


いつもの取引先の業者が、納期どおりきり、きっちりと
仕上げてきたとしたら、当たり前感覚で、「無視する」よりも、

「本日、◯◯の品物が届きました」
「いつも、有難うございます」

・・・といった、一言のメール返信でも
送っておいたほうがいいと思う。


それが、会社の品格にもなるし、今後の業者間の誠意ある
お付き合いにも、つながってくるでしょう。



アスクルが、明日来るといっても、当たり前ではなくて
その物流倉庫からの商品選択から、運搬、納品までは
いくら業者のルーティン化作業といっても、大変な労力だろうと
想像しています。


また、こちらが先方の会社を訪問したときに、新規顧客の見込や
小口の初回取引きの場合、何を指標にその会社を判断するのか。

試してみましょう、見渡したフロアのなかの、仕事のやり取り、
廊下やトイレでの社員たちの会話や振る舞い方をみて、
どんな印象を受けたのか。


すべて、正しいかどうかは不明ですが、なにか不信の芽がちらつく
会社とは、深いお付き合いをしないほうがいいのかもしれません。

電話の取次方、その電話の背景の音、メールのキャッチボール、
文書郵送の裏書きや、送付状、さらには契約書の台紙添えなど。



社外でも、社内でも、受け取ったモノ、受け取った言葉
受け取った気遣いに対して、自分から速やかに
何かの「リアクション」をお返しすることが、大切なことですね。

習慣づけすれば、そんな労力はかからないものです。

自分の性格は関係ありませんから、ただクセにすれば
いいのです。歯磨きをすることと変わりなく、ていねいに
無意識にできれば、それでじゅうぶんです。



健全な、未来への展開を「リアライズ」するには、重要なことだと
感じています。