志望動機は 自分らしく

人事担当者なんだから、たまにはそれらしいテーマも

書いてみることにします。


新卒者の採用担当をやっていると、投げかける質問のひとつに

【志望動機は何ですか?】という、決まり文句がある。


学生さんから、返される答えの事例として・・・・


「コミュニケーションが取りやすそう」

「社風が明るそう」

「風通しが良さそう」

「成長させてもらえそう」

「勉強させてもらえそう」

「教育制度が整っている」

「社員みんなを大事にしてくれそう」

「福利厚生が充実している」


・・・・どの表現にも、魅力が感じられないんですね



自律型人材を求める採用担当者であれば


ぶっちゃけ、聞き飽きた内容です!


実に失礼かもしれませんが、ありきたりの回答には

もう、興味がわかなくなっているのが、採用活動時期の

担当者の心理といえます。



自分(応募した学生さん)が、もし採用担当者なら

どういう部下をあずかりたいか・・・・その視点で

考えてみるとわかりやすいかもしれません。




ただ、元気で明るくて 従順で 素直だけでは

社員育成をきっちりやっても、戦力化は難しいものだと

感じてしまいます。

なぜかって、次の答え、次の方法を教えられないと

動けないという、悪しき習慣が身につくからです。



また、「就活エリート」として、みごとな発言内容と

自信たっぷりの表情や、立ち居振る舞いにも、違和感を覚えます。

・・・それらの、舞台演技の 発表会では

本来の、その人の良さが伝わってこないものです

もちろん、みごとに選考の関門をくぐりぬけても

入社して、半年もすれば、化けの皮がはがれて

しまいます・・・・。





とくに、動きの激しい業界や、会社規模の小さな100名〜200名の

社員数ならば、「おんぶにだっこ的」な発想の新卒社員は

決まって配属先の部署から、お荷物扱いにされがちです。



もっと、過去の学歴や、成績や、専攻分野よりも

現時点から、あなた自身がどう変わっていくのか

何を目指して 何を会社に与えてくれるのか


未来予想図的PR


これらを より具体的に 聞かせてもらいたいんですよね



もちろん、中途入社の転職者の場合は、過去の職歴や業務能力は大切です。

でも、それだけを 売り込み材料にしても 限界があります。

やっぱり、「未来」に向けて 何をしたいか 何を与えるか

会社にとって、どういうメリットがあるのかを しっかりと

情熱豊かにアピールすることが必要になってきます。


そのシナリオをしっかりとまとめて

表現するトレーニングをすれば、際立った印象が

採用担当者には伝わっていくに違いありません



そうして、きっと採用内定の確率は、高くなってくるでしょう。




爽やかな 雨上がりの秋空を見て・・・

土曜の昼下がりに 想う