うつ病等によるメンタルヘルスの職場対策として

ITベンチャー企業で人事担当をしています。

事実、メンタル不全で病欠や休職が増えている事実は多くなっていると、IT業界のなかでも耳にします。

特に職場環境として、毎日12時間前後もパソコンに向かい、メール処理、資料作成、
プログラム開発、MTG などに追われていると、高速道路を日々走り抜けていくような状態に近いです。

当然、生身の人間ですからその過剰な脳の酷使が、睡眠障害を起こして、意思判断が衰えて最後には、
倦怠感や仕事能力の低下、思考力低下につながります。

事前の予防として、うつ病の多くは人間関係上司部下、同僚とのコミュニケーション不足やパワハラとされています。
もちろん残業時間が60時間〜100時間が常態化しているのも低減させるべきです。


勤務時間のどこかで、息抜きや、仲間同士の交流や、会社イベントなど気分転換が図れる時間を作ることで
予防効果はでてくるのではないでしょうか?
 

うつ病等の休職はまず3ヶ月めどで専門医は判断するそうですが、それは服薬と休息をしっかりとれば
快復の見込みは高いそうです。

つまり、復職すれば、会社はこういうリハビリ制度があって、職務軽減や部署異動などを、具体的にする
環境があると、復職しようという意欲が本人にも高まってくるとされています。

受け入れる会社や部署も大変ですが、本人も辛いことです。最善の対策を事前に整備しておくことが
急務だと思います。


1年6ヶ月満了の休職の事例は、主治医と産業医との連携を初段階の時期に連携をとれば、
適正な復職時期の目処を付けることは可能だと思われます。

主治医と本人だけに任せていれば、故意とは言えませんが、平均月収6割の傷病手当金の受給に甘んじて、
快復努力に妥協している場合もあります。


そうならないためにも早期に会社と本人、主治医、産業医との4者間の協力関係を
構築されることが求められます。

以上、長くなりましたが、現場の人事担当として、メンタルヘルス担当者として
お伝えさえていただきました。